2019年11月16日 (土)

越知町ライトトラップ 20191020

今年7回目となる昆虫調査に出かけました。

同じ場所が続くので他の場所に変えてもよいのですが、昆虫調査の依頼を受けていて蛾以外の虫も含めすべて採集して標本を作製する必要があるので、調査終了まで3年間はこの山に通い詰めることになるでしょう。

このところ気温が下がってきたこともあり、この夜は虫は少なく26種の蛾を確認しただけでした。

秋のキリガはまだ見られません。

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普通種のマツアトキハマキ

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少し擦れたヘリオビヒメハマキ

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ツマジロクロヒメハマキ

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少ないエグリシダメイガ

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ビロードナミシャク

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キリバエダシャク

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秋に発生するヒメヤママユ♀

秋を感じさせるのはこの蛾だけです。

雄は飛来しませんでした。

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ウスアカヤガ

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ヤマトホソヤガ

昔は珍しかったのですが、近年は多くはないものの普通種になりました。

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こちらは四国に侵入してこの十数年ですっかり普通種になったマエジロアカフキヨトウ

成虫越冬で、真冬でも1年中各地で見られるたくましい蛾です。

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2019年11月10日 (日)

越知町ライトトラップ 20191007

今年6回目の昆虫調査に出かけ、54種の蛾を確認しました。

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アカネエダシャク

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クシヒゲホシオビコケガ

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セウスイロハマキ

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ナカジロハマキの越冬型

夏型は前翅基半部が純白で外側が茶色ですが、越冬型は基半の白色部がくすみ、外側が暗褐色で全体に灰色の細い線があります。

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ハスオビヒメハマキ

見つけたときは一瞬これは何だろう????と迷ってしまう!

普通種ですがこのような前翅中央部がくっきり黒化した変異個体はなかなか見られません。

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マダラハマキの一種?

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キバガの一種

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オオミスジマルゾウムシ

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マダラハネナガウンカ

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オビヤスデの一種

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2019年11月 5日 (火)

高岡町ライトトラップ 20191001

横浪半島のいつもの場所へライトトラップに出かけましたが道路工事中のため通行できなかったため、引き返して急遽高岡町の山に変更しました。

現地の到着が遅れてすでに暗くなっていたことや、点灯してまもなく雨が降り始めたこともあり、やる気をなくして1時間ほどで撤収しました。

この夜の蛾は56種類(同定できたもの)を確認しました。

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ここでもオキナワルリチラシが飛来

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マエキシロエダシャク

裏面は無紋です。

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ヤクシマフトスジエダシャク ♀

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同定できないコブガの一種

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近年普通種になったニジオビベニアツバ

鮮やかな色合いで目立ちます。

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ネグロアトキリアツバ

フタテンアツバに似ていますが内横線の形が外横線と平行でなく、2つの点にも届かず一致しません。

トビイロフタテンアツバは横線が不明瞭ということで、こちらでもないようです。

同定できずにいましたが、「蛾の掲示板」でjuntさんにネグロアトキリアツバと同定していただきましたので訂正しました。

蛾類標準図鑑によると国内分布は沖縄島のみとなっているので、本土初記録ということになりそうです。

四国南部では海岸近くで時折見つかるので、偶産というより一時的なのかもしれませんが少なくともこの数年は定着していると考えられます。

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高知県では普通種のシロテンアカマダラヒメハマキ

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派手な色彩のセンダンヒメハマキ

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擦れて模様がぼやけてしまったクリミドリシンクイガ

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蛾と間違えそうなシロフツヤトビケラの一種

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2019年10月28日 (月)

越知町ライトトラップ 20190929

今年5回目になる横倉山の昆虫調査に出かけました。

今回はいつものお気に入りのポイントは別の車が占領していたので、たまにはいいかと数百m離れた別地点でライトトラップしてみました。

この夜は102種の蛾を確認しました。

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晩夏以降に出現しはじめる普通種のクロズウスキエダシャク

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秋に出現するクロスジイラガ

活動するのは夕暮れらしく、ほとんどは点灯して最初に飛来します。

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マエシロモンキノカワガ

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イッシキヒメハマキ

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シロズスソモンヒメハマキ

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トコロミコガ

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イシハラカンショコガネ

持ち帰り学研の「コガネムシ上科標準図鑑」で調べたところ、イシハラカンショコガネらしきことがわかりました。

この図鑑によると、四国(高知県)、大隅半島(屋久島、黒島)、中之島、諏訪瀬島、悪石島に分布しており、四国は足摺岬のみから知られていて概して海に近い地域からしか得られないということです。

生態でみると今回の飛来場所は海からは離れており、しかも足摺岬からさらに北になる高知県の中央部付近の山中ということは違和感があり、同定ミスということも考えられます。

甲虫は専門外なので間違っていたらごめんなさい。

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2019年10月22日 (火)

久万高原町ライトトラップ 20190927

台風17号が通過した後、23日ぶりに再度同じ場所に行きましたが、大型の偶産蛾はもう見られませんでした。

今回も小雨がぱらつく天候の中、ホソバミドリヨトウの飛来が多く、蛾は53種を確認できました。

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少ないネアカナカジロナミシャク

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今回もミドリキノカワガが飛来

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9月に発生するエゾキイロキリガ

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こちらも9月に見られる少ないヨスジアカヨトウ

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ツマナミツマキリヨトウ

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普通種のフクラスズメ

静止すると同時に後翅の青い紋を隠して見せてくれないので、飛翔中を多数撮影した中でやっとこの1枚だけ成功しました。

生きたフクラスズメの後翅紋を撮影するのは難しいです。

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ベニシタバ

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四国ではかなり珍しいシロシタバ

四国では今回5年ぶりに見ました。

翅が痛んでいますが、これは台風17号のせいかもしれません。

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普通種のジョナスキシタバ

後翅の黄色い紋が撮影できたのでupすることにしました。

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初見のナカウスオビアツバ

蛾類標準図鑑によると分布が屋久島と沖縄島なので、同定が合っていればこれは四国初記録(本土初記録)になるかも!!!

最初に見つけたときは前翅の模様からクロキシタアツバかなと思いましたが少し違和感をもち、採集して後翅が黄色ではないことを確認し別種とわかりました。

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2019年10月14日 (月)

越知町ライトトラップ 20190924

一ヶ月ぶりに同じ場所に行ってみました。

前回より気温も下がり、晴れて蛾は少なく65種の確認となりました。

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今年は遅まきながら初見となったヤママユ♀

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アカヒトリ

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四国ではかなり珍しいキベリチビコケガ

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少ないアカオビリンガ

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夏の終わりから秋にかけてよく見られるミドリリンガ

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少ないキスジハナオイアツバ

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やや少ないシロオビナカボカシノメイガ

独特のこの色模様がお気に入りです。

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夏の終わりから秋にかけて草地で急に個体数が増えるコブノメイガ♀

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雄は前翅前縁の中央付近にコブ状の黒い鱗塊があります。

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2019年10月 7日 (月)

久万高原町ライトトラップ 20190904

前回、大型偶産蛾が多く見つかったので再度同地点に出向き、小雨降る悪天候の中で253種の蛾を確認しました。

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四国では標高1000m以上のブナ林帯で見られる数少ないスカシカレハ

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ミドリキノカワガ

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シンジュキノカワガ

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四国では少なく、高知県の絶滅危惧種に指定されているオニベニシタバ

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今回もクロモンシタバが飛来しました。

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ツキワクチバ

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ヒメアケビコノハ♂もまた飛来

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こちらにもヒメアケビコノハ♂が・・・

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オニクワガタ

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前回、全く姿を見せなかった高知県で絶滅危惧種に指定しているヨコヤマヒゲナガカミキリが5頭も飛来しました。

一夜にこれほど多く来たのは初めてです。

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2019年10月 1日 (火)

久万高原町ライトトラップ 20190901

久万高原町の山で4年ぶりになる場所に行ってみました。

この夜は194種の蛾を確認し、大型の南方系偶産蛾がいくつか飛来しました。

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時折小雨がぱらつく天候の中、偶産蛾とされるオオノコバヨトウが飛来

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近年少なくなったベニシタバ

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偶産蛾のクロモンシタバ

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ムクゲコノハは30頭くらい飛来しました。

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ムーアキシタクチバ

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偶産蛾のヒメアケビコノハ♀

後翅の紋が見えるよう飛翔中に撮影したので前翅がピンボケしています。

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こちらは普通種のアケビコノハ

後翅の紋を上のヒメアケビコノハと比較してください。

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偶産蛾のキマエコノハ

以前沖縄では何度か見つけましたが、四国では珍しくめったにお目にかかれません。

後翅が見える状態では撮影できませんでした。

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こちらも偶産蛾のオオルリオビクチバ♀

こちらも後翅が見える状態では撮影できませんでした。

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ネジロフトクチバは4頭飛来しました。

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2019年9月23日 (月)

ヤクシマドクガの幼虫飼育

ヤクシマドクガは西日本に分布しており、ほぼ1年中成虫が見られ、詳しい化性はわかっていません。

高知県ではライトトラップに雄は時々飛来しますが、雌は希にしか出会えません。

2019年6月7日に高岡町でライトトラップに飛来した雌を持ち帰ると翌日産卵していたので幼虫飼育することにしました。

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卵は6月18日に孵化して体長2mmほどの幼虫が生まれました。

孵化したばかりの初齢幼虫は左のように頭部を除き薄茶色をしていますが、しばらくすると下のように黒いまだら模様に変色します。

幼虫はイジュ、スダジイ、ヤマモモ、イスノキ、バラ、サルスベリなどを食べるということで、自宅の庭にサルスベリがあったので当初はそれを与え、後半はヤマモモも与えるとどちらもよく食べました。

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6月25日には体長7mmになりました。

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こちらは体長9mmになった個体です。

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7月4日には体長14mmに

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7月13日には体長25mmの終齢幼虫に成長しました。

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その後、飼育容器の上部の隅に糸をはって簡素な繭を作り蛹化しました。

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こちらはその繭を取り払った状態で、蛹はうす黄色で、表面にはドクガ科に共通する短毛が生えています。

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7月24日に最初の雄が羽化しました。

この雄は通常の雄と異なりかなり明るい色模様をしています。

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ヤクシマドクガは雌雄で外観が異なり、こちらは雌で8月2日に羽化しました。

今回の飼育では産卵から羽化まで約2ケ月かかることがわかりました。

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2019年9月17日 (火)

シタクモエダシャクの幼虫飼育

シタクモエダシャクは沖縄を除き全国に分布していて年2化(北方では年1化)とされていて成虫は4月から9月にかけて見られ、蛹で越冬します。

高知県では海岸の低地から標高の高い四国中央山地まで広く分布していますが、灯火に飛来してもせいぜい1~2頭程度で少ない部類になります。

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シタクモエダシャクの雄は触角が羽毛状であることでわかります。

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雌は触角が糸状です。

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こちらも雌で、模様の変異があり、本種はいくつか見慣れないとわかりづらいかもしれません。

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2019年6月1日にいの町の山でライトトラップに飛来し持ち帰ったウスクモナミシャクが翌日見ると産卵していて、6月7日に孵化したので幼虫飼育することにしました。

幼虫はニシキギ科のクロヅルやツルウメモドキということですが植物の知識に疎くて見つけられず、コマユミがあったのでそれを与えて飼育しました。

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こちらは孵化したばかりの体長2mmほどの初齢幼虫で、白黒のはっきりした模様があります。

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こちらは6月19日に体長5mmになった幼虫

白黒の模様はぼやけてきました。

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6月25日に体長12mmに成長した幼虫

白黒模様はさらに目立たなくなりました。

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頭部は黒からまだら模様の茶褐色に変わります。

胴体側面は下方が白っぽく分かれます。

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7月4日に体長34mmに成長した終齢幼虫

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頭部は茶色のまだら模様で、側面の白っぽい気門には黒い縁取りがあり、各気門のすぐ後方に小さな白紋があります。

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尾脚近くの側面に不鮮明ですが小さい黄色の斑紋があります。

これらの終齢幼虫はまもなく蛹化し羽化しましたが、飼育容器が乾燥して湿度管理が悪かったらしく、どの個体も羽化しても翅が伸びない状態になってしまったので撮影していません。

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